IMG_1411

創業おおよそ50年の喫茶店
「純喫茶パオーン」は、
来人の祖父母が営んでいます。

目分量で大雑把なのに
いつも同じ味で美味しいお料理を作るおばあちゃんに、
その時の気分で
怪しげな方言を使う
ユニークなおじいちゃん。

来人はおじいちゃん、おばあちゃんが大好きで
パオーンを友達との憩いの場としながら、
いつも二人のお手伝いをしています。


来人が
小学5年・中学1年・大学1年の頃に出会う、
ちょっとだけ不思議な事件と
人間模様を描いたほのぼのとした作品です。
来人の成長と共に、
おじいちゃん、おばあちゃんが
少しずつ年老いていくことが、
ちょっぴり切ない。




作品の内容はとってもライトで、
とにかく
沢山出てくる喫茶店メニューが美味しそう♪
サクサクと読み進められるので、
のんびりとした気持ちでの読書に
ピッタリな本ではないかなと思います。





おばあちゃんが作ってくれるナポリタンや、
おじいちゃんが古びたミキサーで淹れてくれる
ミルクセーキがとっても魅力的。
最近あまり身近では見かけないけれど、
昔ながらの純喫茶に
無性に行ってみたくなりました。




こんな素敵な喫茶店が
祖父母のお家なんて
来人がとっても羨ましです。











にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村



読書日記ランキング