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月光荘シリーズ第4弾です♪


今回のお話は




「雛の家」

もともと「二軒家」だったが、
火事で一軒消失してしまい
取り残されていたもう一軒が、
改修プロジェクトにより
昭和の暮らしを紹介する資料館として
生まれ変わることになります。
守人もボランティアで手伝いに入るのですが、
そこで
「アカリヲ ツケマショ ボンボリニ」と、
二軒家の「声」の導きにより
押入れの天袋から
雛人形を見つけます。
なぜか持ち主には心当たりがないという
雛人形には、
実は切ない過去があって・・・




「オカイコサマ」

大学時代の友人、田辺の祖父母が暮らす家に
ひょんなことからお邪魔することになった守人。
初めて行ったはずの田辺の祖父母の家に
足を踏み入れると
「モリアキ ヒサシブリダナ」と、
「家」に声をかけられます。
なぜ「モリアキ」と声をかけられたのか。
そして
守人はそこで
生まれて初めて
自分と同じ能力を持つ人と出会い・・・



「文鳥の宿」

行きつけの古本屋「浮草」に行ったところ
今は亡き水上さんの後を継いだ
大学の後輩安西さんに、
新しく川越に出来る「宿」の
リーフレット作成の相談を受けます。
もと料亭だった「新井」を、
取り壊さずに「宿」として再生させたいと願う
孫の美里や、ゼミの後輩べんてんちゃん達と
リーフレットを作っていくうちに、
守人は悩んでいた自分の将来について
少しずつ光を見つけていきます。






全体を通して
もうすぐ大学院を終える守人の、
卒業後の進路について
悩んでいる姿が
印象的でした。
なんとなく
木谷先生の配慮で
月光荘に住み続け、
川越の街のために尽力する仕事に
導かれていくような気がします。
守人が会社員なるとか
考えられない(笑)

「文鳥の宿」には三日月堂も登場しました。
これから
どんどん絡んでいくのかな?

次回作も楽しみです。





















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