美味しい料理が
物語を繋いでいく
連作短編集。
登場人物たちは
ごく普通の人々。
OLや主婦、大学生などなど
平凡な人たちが、
日常に抱いた
後悔や躓きを、
料理を作り
食べることによって、
心に変化が生まれ
前向きに進んで行く。
前作の登場人物が
次作の主人公になり
どんどん物語が繋がっていくので、
既出の主人公の
その後が分かって
ほっこりするという、
幸せな仕掛けつき。
とても短い短編が
15編収録されているけれど、
どの作品も共感できるうえに
心がポカポカとする終わり方で、
何度も読み返したくなる
短編集だった。
後半に掲載されている、
写真付きのレシピも
とても美味しそうで、
どれも作ってみたくなる。
美味しい料理は、
幸せを生み
心を繋ぐ。
私も面倒くさがってばかりいないで、
日々の御飯作りを
もっと楽しんで行きたいと思った。
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